旧工場から銅板を大量窃盗した男たち逮捕 全国的に相次ぐ売却目的の犯行か 青森県六ヶ所村
稼働していない工場に侵入し、260万円相当の銅板を盗んだ疑いで男4人が逮捕・送検されました。
全国的に相次ぐ銅の売却を目的とした犯行も視野に警察が捜査しています。
★青森放送 葛西将央記者
「松本容疑者の身柄がこれから検察庁に送られます」
逮捕・送検されたのは埼玉県坂戸市の建設業 松本恵嗣容疑者たち4人です。
4人はことし3月26日から4月2日までの間に、六ヶ所村にある精密機械の旧製造工場に侵入し、銅板27枚時価260万円相当を盗んだ疑いがもたれています。
★青森放送 一戸亮太記者
「松本容疑者たちは施錠された旧工場の中に何らかの方法で侵入し銅板を盗み出したとみられています」
盗まれたのは液晶パネルや半導体を製造する際に冷却のために使う銅板「バッキングプレート」で、重さは1枚あたりおよそ35キロから140キロありました。
警察によりますと工場は現在は稼働しておらず、村内の建設会社が管理していました。
容疑者たちと仕事上のつきあいや面識はないとみられています。
警察は共犯事件として容疑者たちの関係性や認否を明らかにしていませんが盗まれたバッキングプレートが見つかっていないことなどから、全国的に相次ぐ銅の売却を目的とした犯行の可能性も視野に捜査しています。