最大クラスの津波発生時 要介護者や障がい者 自動車避難を容認へ 八戸市が津波避難説明会
八戸市は最大クラスの津波発生時に要介護者や障がい者などに限り自動車の使用を認める方針案を示しました。
方針案は八戸市が津波の到達までに「避難対象地域」の外に避難するのが困難な地域を対象に始めた説明会で示しました。
初日の鮫地区では車を使った避難の模擬実験の結果要介護者や障がい者などに限ったケースで全員が津波到達前に避難を完了したと報告されました。
一方で65歳以上の高齢者を広く含めたケースでは車の数が増え全体の1割以上が津波到達前までに避難完了できないという分析結果が出ました。
このため避難の方針案は要介護者や障がい者などに限り自動車の使用を認めるとしています。
★参加者
「津波の場合に関しては分かりましたけれども地震とセットで考えた方が良いのではないかなと」
「経路とかもいろいろ示してくれたのでありがたいです」
★八戸市危機管理部 館合裕之 次長
「多くの方が今度車で避難してしまうと渋滞で逃げ遅れるということになってしまいます このルール作りについてもご説明したいと考えています」
八戸市の説明会は来月20日まで市内13か所で行われます。