松くい虫被害対策の秘密兵器に!?植樹したのは… 青森県深浦町
松が枯れる「松くい虫」の被害が増えている深浦町で、森を守るため成長が早いユリノキの植樹が行われました。
植樹は県が深浦町広戸の森林で行いました。
深浦町では2015年からカミキリムシが運ぶセンチュウによる松の伝染病が広がり、木が枯れる被害が増えています。
今日は深浦小学校の3年生と4年生が参加して落葉樹のユリノキ110本を植えました。
ユリノキは成長が早く20年から30年かけて20メートルほどの高さまで育ちます。
センチュウが木の中で増えることもありません。
松に代わってこうした木を増やすことで森を守ろうとしています。
★深浦小の児童
「大きく立派な木に育ってほしい」
「楽しかったし林とか森、木の良さを知ってよかったです」
★西北地域県民局林業振興課 山内恭幸課長
「早く育つ木をモデル的に植えてみて、将来的に林業の進ちょくに貢献するような取り組みができればと」
今後は早く育つイチョウやオノエヤナギなども植樹し、成長を見守ることにしています。