「利益目的の犯行」連絡役の男に懲役1年6か月求刑 元副市長の供述を“否定”する場面も 青森県五所川原市発注の指名競争入札巡る官製談合
五所川原市の官製談合事件で元副市長と共謀し入札情報の連絡役を務めたとされる会社役員の初公判が開かれ、起訴内容を認めました。
裁判は即日結審し検察側は懲役1年6か月を求刑しました。
五所川原市の会社役員 片山弘一被告は、元副市長の一戸治孝被告たちと共謀し2021年に行われた市発注工事の指名競争入札で「五所川原建設技術研究会」に所属する業者が落札できるよう不正をした罪に問われています。
初公判で片山被告は起訴内容を認めました。
検察側は元副市長の一戸被告は「片山被告から談合を依頼された」と供述していると指摘しましたが、片山被告は「言った覚えはありません」と否定しました。
裁判は即日結審し検察側は「片山被告の会社が落札することもあり利益目的の犯行」と指摘し、懲役1年6か月を求刑。
弁護側は「片山被告は連絡役にとどまる」として寛大な判決を求めました。
判決は来月16日に言い渡されます。