アダルトサイト閲覧中に警告音 50歳代男性が「ウイルス感染」名目で95万円被害
青森県内に居住する50歳代の男性が、パソコンがウイルスに感染したという名目で95万円をだまし取られる被害がありました。
三沢警察署によりますと、男性は今月2日所有するパソコンでアダルトサイトを閲覧していたところ、パソコンから警告音が鳴り「すぐにサポートセンターに電話をしてください」などと音声ガイダンスが流れるとともに、「01」から始まる電話番号が表示されました。
男性が、自身のスマートフォンで表示された電話番号に電話をかけたところ、片言の日本語を話す女性が応対し
・ウイルス感染しているおそれがあるので、言われたとおり操作してください。
などと言われ、指示に従いながらパソコンを操作しました。
その後、「050」から始まる電話番号から架電があり「マイクロソフトの技術者」を名乗る男から、男性が使用するインターネット銀行について確認され、ログインするように指示されました。
男性がログインすると男から
・一度、振り込みをして安全確認する必要がある
・必ず振り込まなければならない
などと指示されため、男性は現金95万円を振り込みました。
しかし振り込み後、男から
・5万円分のギフトカードを購入してください。
などと追加費用を要求されたため、男性は不審に思い、マイクロソフトの公式サポートチャットで問い合わせたところ、同様の詐欺の手口があることが分かり、詐欺被害に気づいたということです。
警察は現金の振り込みや電子マネーを購入するまえに、家族や知人、警察署、最寄りの交番などに相談するなどして、絶対に1人で応対しないよう呼びかけています。