風に揺れるオレンジ色 特産の干し柿づくり盛ん 青森県南部町
南部町では特産の干し柿づくりが盛んに行われ、オレンジ色ののれんが寒風に揺られています。
干し柿づくりは南部町鳥舌内にある大向光嘉さんの作業場で行われていて、いまが最盛期です。
収穫した妙丹柿の皮を専用の機械でむき、串の両側に刺してビニールの吊り紐にくくりつけていきます。
干し場に吊るしておよそ40日間、寒風にさらすと渋みが抜けて独特な甘さの干し柿になります。
今年の柿は猛暑の影響で小粒傾向でしたが、収量は平年並みで質はよいということです。
干し場では4万個の柿の実がのれんのように寒風に揺られていました。
★生産者 大向光嘉さん
「これからの寒さが厳しければ結構色が良いので品質のよいものができると思います」
干し柿は年明けの1月下旬ごろから地元の産直施設や県内のスーパーなどに並ぶほか、南部町ではふるさと納税の返礼品にもなっています。