東京商工リサーチ青森支店によりますと、（株）羽賀興業（つがる市設立2018（平成30）年9月3日）は、2025年1月15日を以って事業を停止し、同月17日付けで青森地裁五所川原支部より破産開始決定を受けたということです。

負債総額は約5500万円とみられています。

羽賀興業は1984年7月創業の船舶製造・販売・修理業者「西部マリーン」の事業を引き継ぐ形で、2018年9月現代装・羽賀健輔氏により設立されました。
また、「西部マリーン」の屋号も継続使用し、前身企業当時からの実績もあり、相応の知名度を有していました。
ただ、その一方で地区漁業従事者の高齢化や廃業、また新型コロナウイルス感染拡大に伴う部材の入荷遅れなどが影響し、設立当初から売上確保に苦していたもので、赤字決算が続き債務超過に陥っていました。
2023年8月期は売上高約5300万円、当期純利益約270万円を計上し、初の黒字決算を果たしましたが、その後業績は好転せず、資金繰りもついに限界に達し、今回の措置となったということです。