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下北から世界へ未来への布石 ジオパーク全国大会が残したもの むつ市

2024年9月2日 18:41
下北から世界へ未来への布石 ジオパーク全国大会が残したもの むつ市

県内初のジオパーク全国大会がきのうむつ市で閉幕しました。全国各地から大勢の関係者が集まった大会は、地元に何を残したのでしょうか。

むつ市をメイン会場に開かれた「日本ジオパーク全国大会」は下北で初めての全国規模の大会。全国各地のジオパーク関係者700人以上が参加しました。関わるのは専門家だけではありません。下北5市町村の小中学校と高校29校の児童と生徒が、自分たちで調べた地元の魅力を紹介しました。きのうは県内外の高校生たちが恐山や下風呂温泉を巡り、地球の熱を感じる足湯などで交流を深めました。

★鹿児島(喜界島)から
「島に温泉が1つもなくて足湯もできておもしろかったです」

★むつ市の高校生
「もうちょっと外交的なコミュニケーションを増やして下北ジオパークの魅力たくさんあるので食もおいしいし、いろんな魅力があるのでもっと深められる地域なのかなと思いました」

地形や地質から地域の成り立ちを学び、保全や活用につなげていくジオパーク。3つの海に囲まれた下北の特徴を全国に発信しながら、地元の魅力を見つめ直す機会にもなったようです。会場では下北の自然が育んだ食の魅力をPRするイベントもにぎわいました。

★日本ジオパーク全国大会下北大会実行委員会会長 山本知也 むつ市長「これからも地域のみんなで地域を愛して地域の良いところを全国に発信していけるようにひいては世界に発信していけるようにやっていきたいと思います」

2016年の初認定から8年。待望の全国大会は活動を次の世代へとつなげていく推進力になりそうです。大会の様子は今月29日の午後4時半から特別番組でお伝えします。

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