‟盲目の村長”として郷土の発展に尽力 森盲天外の生誕160年記念展
‟盲目の村長”として郷土の発展に尽力した森盲天外の生誕160年を記念したロビー展が松山市で始まりました。
松山市出身の森盲天外は32歳の時に病気で両目を失明するも、余土村の村長として土地の改良や小作人の保護、また現在の松山盲学校とろう学校の前身となる学校を創立するなど郷土の発展に尽力しました。
生誕160年を記念しきょう始まったロビー展には、失明で失意の中にいた盲天外が膝に落ちた一粒の米をきっかけに世の中のために役立とうと決意したエピソードなどがパネルで紹介されているほか、正岡子規から添削を受けた自作の俳句なども展示されています。
子規記念博物館 平岡瑛二学芸員:
「障害を乗り越えて、余土村の村長として大変大きな功績を残しました。 森盲天外の功績を今一度皆様に広く知って頂きたいと思います」
ロビー展は観覧無料で、来月3日まで開かれています。