今治の山火事 焼失した森林の回復に向け 国や県などが上空から被害調査
今治市の山火事で焼失した森林について林野庁や県、今治市の担当者らが、ヘリコプターによる上空からの被害調査を行いました。
ヘリコプター会社 機長:
「飛行に障害のあるような気象条件ではありません。ただ少し風が強いので」
先月23日に発生した、今回の山火事。31日に「鎮圧」が発表されるまでの間に、県内では平成以降最大となる442ヘクタールの山林を消失する被害が出ています。
林野庁によりますと、このうち、およそ100ヘクタールは広葉樹が主体の国有林で、残りが民有林だということです。
林野庁愛媛森林管理署 敷地友和さん:
「森林なので育つのに時間がかかっていくので、今後また現地に入って調査した後、復旧については県とか市とかと連携して復旧していきたいと思ってます」
今後林野庁では、鎮火が発表された後に実施する現地調査を踏まえて、伐採などの対策や山林の回復に向けた計画を策定していくということです。