今治市の60代の男性が架空料金を請求されて360万円をだまし取られました。警察は「『電子マネーを購入してコードを教えて』と言われたら間違いなく詐欺です」と注意を呼び掛けています。

今月20日、今治市に一人で暮らす60代の男性がパソコンを使っていたところ、突然、警告音が鳴り「パソコンがウイルスに感染している」という警告画面が表示されました。

男性が画面に表示された連絡先に電話をかけると、ソフトウェア開発会社を名乗る外国語なまりの日本語を話す男から、遠隔操作でパソコンを修理するので修理代などとして電子マネーを購入し、コードを教えるよう指示されました。

これを信じた男性は、3日間であわせて9回、今治市内のコンビニエンスストア3店舗で電子マネーを購入。

電子マネーのコードをパソコンの入力フォームに入力するなどし、あわせて360万円をだましとられました。

警察によると、男性が電子マネーを購入してコードを伝えるたびに犯人から「コードが間違っていて使えない。過払い分は返金するのでもう一度購入してほしい」と言われたということです。

警察は、「電子マネーを購入してコードを教えて」と言われたら間違いなく詐欺。すぐに電話を切って家族や警察に相談してほしいと呼びかけています。