高知県土佐市の夏の風物詩「大綱まつり」が8月17日に行われ、約500人が巨大な綱を引き合いました。

土佐市の「大綱まつり」は江戸時代に土佐藩の家老・野中兼山が「鎌田井筋」と呼ばれる用水路を造る際に労働者の士気を高めるために始めたとされ、1977年から祭りとして定着。今年で44回目になります。

祭りで使われるのは地域の人たちが不織布のひもを編み込んで作った長さ80メートル、重さ1トンの巨大な綱です。

祭りのメインは約500人が南北に分かれて大綱を引き合う南北大綱引きで、引き手たちは力水を浴びながら力いっぱい綱を引いていました。

土佐市商工会によりますと祭りには約1万5000人が訪れ、引き手たちの熱い戦いに声援を送り会場は熱気に包まれていました。