高知県戦没者追悼式が高知市で行われ参列者たちは平和への決意を新たにしました。

11月1日に高知市の県民文化ホールで行われた県戦没者追悼式には遺族346人を含む551人が参列しました。
先の大戦で犠牲となった県出身者は3万5342人で、式では、遺族を代表して父親がビルマで戦死した芸西村の石川數光さん(79)が追悼の言葉を述べました。

石川數光さん
「 (父は)ビルマで昭和20年5月に戦死している。同年の2月に私が生まれ母はそのことを父に知らせようと手紙を出したようですが厳しい戦況のなか果たして父のもとに届いたのか分からない。届いていれば苦しさのなかに少しでもよろこびを胸に旅立っていけたのではないかと思い続けている」

参列者は黙祷を捧げた後花をたむけて戦没者を悼み平和への思いを新たにしていました。