日本一早いといわれる「新酒」の仕込みが、8月20日から高知県香美市の酒造会社で始まりました。

香美市土佐山田町にある酒造会社・松尾酒造では、50年以上前から毎年この時期に高知市で生産された酒米「フクヒカリ」を使って日本一早いといわれる「にごり酒」の新酒の仕込みを行っています。

20日は約90キロのコメを大きな釜で蒸し上げたあと、冷ましていきました。一つ一つ丁寧に熟練の手さばきで作業を進めます。その後、冷ましたコメを室戸の海洋深層水や麹などが入る仕込み用のタンクに投入しました。

今年は「にごり酒」の新酒を一升瓶で約1300本つくる予定で、9月10日を目途に県内のほか、大阪・東京のアンテナショップなどに出荷するということです。