高知県のとさでん交通は、11月1日から均一区間について路面電車の運賃は230円に、路線バスの運賃は240円に値上げします。

高知市のとさでん交通の桟橋車庫では、10月31日夕方、新価格が記載された運賃表に交換する作業が進められていました。終電の運行が終えた後、社員30人ほどで各電停に設置している運賃表も新しい運賃表に交換するということです。

とさでん交通の路面電車は、1日から高知市内の均一区間の運賃が230円になり、30円値上げされます。また、路線バスは均一区間の運賃が240円になり40円値上げされます。均一区間以外は区間ごとに値上げ率は異なり、電車は平均7.3パーセント。バスは平均18.2パーセントとなっています。今回の値上げは人員不足による従業員の処遇改善と、燃料費や車両部品の値上げが主な理由だということです。

一方、以前からある路面電車や路線バスを乗り継ぐ「乗り継ぎサービス」は割引金額を引き上げていて、これからも県民に利用してほしいとしています。