洋画から邦画まで懐かしい映画のポスター約1200点を集めた展示会が、高知県いの町のいの町紙の博物館で開かれています。

いの町紙の博物館では、洋画約800枚、邦画約400枚のポスターを一堂に展示するユニークな企画展が開かれています。
この企画展は、いの町出身で子どもの頃から映画が大好きだった西川準二さん（62）が50年にわたってネットオークションなどで集めた映画ポスターのコレクションを展示したものです。

これまで4000本以上の映画を見てきたという西川さん。好きな映画を中心に大切に保管していたものを年代別やシリーズごとに整理して今回初めて披露しました。

「007シリーズ」や「スターウォーズ」など人気作品から黒澤明監督をはじめとする日本が誇る巨匠の作品、さらに高知を舞台にした「南国土佐を後にして」「0.5ミリ」といったご当地作品までズラリと並び、会場を訪れた人たちの郷愁を誘っています。

ポスターのサイズは実際にPRのため劇場で貼られていたB2サイズで、迫力満点。壁一面のパネルやファイルで見ることができ、会場には特撮物のフィギュアなども並んでいて昭和にタイムスリップしたような不思議な感覚がよみがえります。

■西川準二さん
「（映画を）昔見た青春時代を思い起こしてもらえたらと思う。昭和の時代には本当に良い映画がたくさんあったので、ぜひこういう映画があったことを知って観てもらいたい」

この映画ポスター展は9月16日まで開かれています。