東京大学が学部生の授業料をおよそ10万円値上げすることを発表しました。授業料の値上げは20年ぶりです。

東京大学の授業料値上げをめぐっては、これまで学生団体などが反対運動を行ってきましたが、東京大学は10日、会見を行い、来年度の学部入学生から、授業料を現在の53万5800円から、およそ10万円値上げし、64万2960円とすることを発表しました。

授業料の値上げは20年ぶりで、大学院も修士課程については2029年度入学生から値上げします。いまの在学生は授業料を据え置くということです。

一方、授業料全額免除の対象は世帯年収400万円以下から世帯年収600万円以下へと広げる方針です。東京大学は「教育学習環境のさらなる充実と改善に努めていきたい」としています。