小中学生の体力・運動能力調査 結果公表
文部科学省が全国の小中学生を対象に行った、体力・運動能力調査の結果が公表されました。この内、香川県の調査は212校で、小学5年生と中学2年生あわせておよそ1万5000人を対象に行われました。
握力や50メートル走など8種目の合計点は、小中学生共に女子が最も低くなりました。また男子は過去最低となった2年前と比べ回復したものの、コロナ禍以前の水準には戻っていないということです。
一週間の総運動量は、中学生は全国平均を上回り、小学生は全国平均を下回りました。香川県教育委員会は、運動を習慣づける必要があるとして、引き続き体力向上にむけた取り組みを強化するということです。
一方、岡山県では552校で、小学5年生と中学2年生、あわせておよそ2万9000人を対象に行われました。8種目の合計点は小中学生の男女共、全国平均を上回ったものの、小学生女子の平均点は過去最も低い数値となりました。
一週間の総運動量について、中学生の男子以外は全国平均を上回りました。県教委は、指導力を高めるための教員対象の研修会を開くなどして、児童生徒の体力向上につなげていきたいとしています。