「非常戒厳」韓国からの訪問団 岡山での視察中止
韓国で一時「非常戒厳」が宣言され、国内情勢の混乱が続く中、今週末に岡山県で予定されていた慶尚南道の訪問団の視察が中止されたことがわかりました。
県によりますと、中止となったのは、今月8日と9日に予定していた、慶尚南道の朴完洙知事をトップとする訪問団の県内視察です。今月3日夜に、韓国で一時宣言された44年ぶりの非常戒厳に伴い、国内の情勢が不安定だとして、昨日(5日)、訪問団が中止を申し入れたということです。
県と慶尚南道は2009年に友好交流協定を結んでいますが、2013年を最後に知事同士の会談は実現していません。締結から15周年の節目を受け、来年(2025年)1月に伊原木知事が韓国への訪問を計画していますが、県によりますと、先行きは不透明として困惑した様子でした。県は「状況を注視しながら、岡山からの訪問団の派遣は調整を続ける。」としています。
また慶尚南道の統営市の市長が9日、玉野市を訪れる予定でしたが、取りやめになった事も分かりました。