海上保安庁 大型ドローン導入めざし高松市で実証実験
海難救助や航路の安全確保などに役立てようと、海上保安庁が導入を目指している大型ドローンの実証実験が昨日(30日)高松市で行われました。
高松港の沿岸で行われた実証実験に使われたのは、全長2.5メートル、幅3.5メートルの大型ドローンです。機体にはカメラが取り付けられ、地上にいる担当者が、ドローンが飛んでいるコースやリアルタイムで送られてくる海上の様子などをモニターで確認していました。
船の上でも発着出来て、小型の機体よりも長時間の飛行が可能なことから、現在、海上保安庁が導入を目指している大型ドローン。海難事故が起きた際に、いち早く現場の状況を確認したり、航路のパトロールや人が立ち入りにくい灯台の点検などに活用できるか検討が進められています。
海上保安庁はこうした実証実験を重ねて、幅広い業務で運用の可能性を探っていくとしています。