×

【解説】週末までの春の陽気から一転した県内各地…今後の見通しは?松浦悠真気象予報士が詳しく(静岡)

2025年3月3日 17:16
【解説】週末までの春の陽気から一転した県内各地…今後の見通しは?松浦悠真気象予報士が詳しく(静岡)

(新静岡セノバ前から中継・松浦 悠真 気象予報士)
この時間(3日午後4時45分)新静岡セノバ前は8.6度とどんどんどんどん気温が下がってきています。雨については、この時間は止んでいまして傘をさしている人はいません。

一旦、小康状態にはなっているんですが、また4日から再び県内では雪が降るようなところが出てきそうです。まず、現在の雨雲レーダーから確認していきますと、この時間はまとまった雨雲はだいぶ東の方へと離れつつあるという状況で、西部や伊豆の一部に、まだ雨雲が残っているというところです。

3日は雨主体で降ったところが多くなりました。まず、3日の天気図から振り返っていきますと、3日は前線が南岸付近に停滞していまして、この影響で天気が崩れました。その北側にある寒気を重ねてみますと、上空1500m付近、0度よりも高い気温のところに県内は入っていました。ですので、雪ではなくて、雨で降ったところが多かったわけなんですね。

4日になりますと、この前線が一旦南下をします。というのも、この北側から高気圧が張り出してくるとともに、寒気が強まってきそうだからなんです。4日は上空1500m付近で0度から、強いところではマイナス3度以下という状況で寒気が流れ込んできて、その寒気が居座った状態で、この前線上の低気圧が、4日の午後になると接近してくるので、3日よりも、上空の気温としては、低い状況が作られてくることになりそうです。

(津川祥吾アンカー)
松浦さん、大雪という言葉を静岡ではあまり聞かないですけども、4日は雪かもしれないということで、雪が降りやすいのはどの辺になるんでしょうか。

(松浦予報士)
そうですね。やはり県の東側の方が降雪量としても多くなる可能性が高まっていますね。こちらが予想される24時間降雪量ですけれども、5日の水曜日の夕方までの時間をとっています。ですから、4日の夜から5日にかけてということになりますが、山地を中心に降雪量が多い予想になっているんです。特に東部の山地は15cmの予想が出ています。

そして、大雪のピークとしては、4日の夜から5日の朝にかけて。このタイミングでは警報級の大雪となる恐れがあります。「早期注意情報」というのが、気象台から発表されていまして、3日のお昼前に発表された情報で、若干古いんですけれども、その時には、県内全域で警報級の可能性が中程度と見込まれていました。

最新の資料などを考え合わせると、恐らく警報級になる可能性があるとすれば、東部の山地になってくるかと思います。路面にしっかり積もるほどの降り方になるかもしれませんので、警報が出なかったとしても、車の運転にはお気を付けください。

最終更新日:2025年3月3日 17:16
    静岡第一テレビのニュース