【波紋】能登半島地震めぐり川勝知事の支援会議“欠席”を問題視…県議会自民党会派が対応を協議(静岡県)
川勝知事が能登半島地震での支援などを話し合うオンライン会議に出席せず「賀詞交換会」に参加していたことについて、これを問題視する静岡県議会の自民党会派が対応を協議しました。
川勝知事は1月4日に行われた能登半島地震への災害支援などを話し合う、中部・北陸9県と名古屋市とのオンラインでの連絡会議を欠席し、地元メディア主催の「賀詞交歓会」に参加していました。
オンライン会議には、被災した石川県の馳知事らが出席するなど、静岡県以外は全て知事や市長が出席。県からは知事の代理として危機管理監が参加しました。
川勝知事は4日の会見で「危機管理を念頭に置かなければならない」と話していて、今回の対応を問題視する県議会の自民会派は、10日、緊急の役員会などを開きました
(自民改革会議 増田 享大 代表)
「どんな事情があるにせよ、被災された皆さんの思いですとか、現地でたくさん県内関係者の方が支援に赴いている状況を考えると、公務を優先すべきであって欠席は残念」
自民党会派は川勝知事に対し「危機管理を最優先すべき」という内容の申し入れをする方針です。
一方、川勝知事は9日、今回の対応について、オンライン会議の前に直接、石川県の馳知事と電話で支援について話したと説明しました。
(川勝知事)
「我々は先にですね、助ける体制を整えて、3時半にようやく馳知事と連絡がとれまして、空港に拠点を設け、すぐに動ける。だからもう我々は先行して救援に入っていたわけです」「大事なことは救援することです」
川勝知事は「先行して支援に入っており問題はなかった」との認識を示しました。