【裏金疑惑】安倍派幹部にも事情聴取要請…静岡県内同派の宮沢議員は「是非しっかりと調べていただければ」
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐり、東京地検特捜部が松野前官房長官ら安倍派の複数の幹部側に、任意の事情聴取を要請したことがわかりました。
東京地検特捜部は19日、安倍派の「清和政策研究会」と二階派の「志帥会」の事務所に対し、政治資金規正法違反の疑いで家宅捜索を行いました。
その後の関係者への取材で、特捜部が、松野前官房長官ら、安倍派の事務総長経験者などの複数の幹部に、任意の事情聴取を要請したことが新たにわかりました。安倍派では、松野前官房長官らを含む、所属議員の大半が、収支報告書に記載のないキックバックを受けていたとみられ、総額は、直近5年間で5億円にのぼるとみられます。すでに16日から安倍派の一部の議員への任意の事情聴取を始めていましたが、特捜部は、今後、聴取の対象を幹部まで広げ、さらに実態解明を進めるものとみられます。
こうした中、21日朝、磐田市の事務所に姿を見せたのは…所属する安倍派から3年間で140万円のキックバックを受け、派閥の指示で収支報告書に記載しなかったことを告白した宮沢博行衆院議員。派閥への捜査が進んでいることについて聞くと・・
(自民党 安倍派 宮沢博行 衆院議員)
「先ず私たちがしっかり修正しなければいけない問題だと思ってる。その点については、有権者に改めてお詫びを申し上げるところであるが、私たちは分からないところがいっぱいあるので、是非しっかりと調べていただければと思っています」
Q:地元への説明は?
(自民党 安倍派 宮沢博行 衆院議員)
「市議会議員、町議会議員をはじめ、あいさつに回っています。これから支援者・後援会の皆さん、自民党関係者の皆さんに、しっかりと説明し、お詫びして回っていきたいと思っています」