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【思わず二度見】“薬局”に「冷凍馬刺し」コーナー?一見“運送会社”で「冷凍餃子」?異業種のこだわり食品専門店(静岡)

2025年3月27日 9:01
【思わず二度見】“薬局”に「冷凍馬刺し」コーナー?一見“運送会社”で「冷凍餃子」?異業種のこだわり食品専門店(静岡)

ここは一見、どこにでもありそうな町の調剤薬局ですが…。店内には、なぜか食品の冷凍ショーケースが。そこで売られていたのは…。

(薬剤師)
「うちは薬局の店舗内で冷凍の馬刺しを販売しております」

さらに、ここは静岡市にある運送会社の事務所ですが…。なぜか「営業中」や「餃子専門店」と書かれたのぼりが…。

(店主)
「こちらで冷凍餃子販売しております」

異業種すぎる場所で売られている、まさかの驚きの商品。しかし、そこには特別なこだわりが。

(薬剤師)
「今、合計10種類ですね。専属の精肉卸さんがいらっしゃいまして、直で仕入れさせていただいているので色んな部位を取り扱うことができます。食べた時に食感、あとは満腹感を出すために改良しました」

「everyライフ」は…。片手間なんてとんでもない。異業種なのにこだわりが強すぎる!?今、話題沸騰中の意外な場所にある食品専門店を調査します。

まずは…薬局の中に「馬肉専門店」!?最初にやってきたのは、静岡・沼津市にある調剤薬局。病院で出された処方せんを持って行くことがほとんどですが…。店内に入ると…。

(取材ディレクター)
「いやまあ普通の薬局なんですけど、何かありますね。これなんですかね?」

(薬剤師)
「これは冷凍の馬肉ですね」

(取材ディレクター)
「馬肉?これ、中に入っているのはお肉ですか?」

(薬剤師)
「そうです。馬の馬刺しが入っています」

なんと、この調剤薬局では、3月1日から、薬局なのに店内で「馬刺し」の販売を始めたのです。それも1種類ではなく、普段はあまり目にすることのない様々な部位を扱っているようで…。

(はなまる薬局 代表 薬剤師 毛塚 友浩さん)
「大体50gぐらいずつの肉の塊が2つから3つぐらいのセットにして販売させていただいています。初めてみなさん買われる方は、この『初心者赤身セット』。『上赤身』と『赤身のユッケ』がセットになっている。あとは『レバー』が入っているセット。人気なのだと『バラヒモ』、『フタエゴ』という希少部位のセット。あとは『赤身』とのセットが人気です。近くの飲食店をやられている人が、自分のお客さんと一緒に来て、それを『店で出す』と言って買っていかれました」

ほかにも、かなり貴重な「シャトーブリアン」や馬のたてがみ付近にある「エンガワ」など超・希少部位まで扱っているのです。

(はなまる薬局 代表 薬剤師 毛塚 友浩さん)
「沼津の人はですね、馬肉わりと好きな方が多くて、けっこうありがたく購入してっていただけます」

気になるそのお味は…?スタジオの青山さん、上赤身を試食して感想をお願いします。

(コメンテーター 政治ジャーナリスト 青山 和弘さん)
「あ、おいしいし、柔らかい…いけますよ…これ」

ところで…どうして薬局で馬肉の販売を始めたのでしょうか?

(はなまる薬局 代表 薬剤師 毛塚 友浩さん)
「馬肉って元々滋養強壮の面がすごく強いので、たんぱく質が非常に多くて、脂質が少ないので、栄養価が高くて、ビタミンとかも豊富ですし、非常に健康食材としては豚とか牛よりは馬肉の方がいいなと思っています」

さらに、この「馬刺し」をきっかけに、気軽に薬局に足を運ぶ機会にしてもらいたいという思いもあるといいます。

(はなまる薬局 代表 薬剤師 毛塚 友浩さん)
「初めに馬肉を買いに来るきっかけでもいいんです。来ていただけると、困った時とかに、『あそこの薬局に行ったことあるから、ちょっと、あそこで薬相談しよう』とか、『病院にかかってるけど、まあ、あそこで、ちょっと聞いてみよう』とか、そんな感じになってくれればいいかなと思います」

続いては…運送会社でなぜか冷凍餃子を売っている!?

やってきたのは、静岡市の住宅街にある運送会社。ここで、意外なモノが売られているそうですが…。

(取材ディレクター)
「あっ、ちょっと待ってくださいね。『冷凍餃子専門店』というのぼりが出てるんですけど。こんにちは~」

(最高餃子 店主 牧野 聖也さん)
「こんにちは」

(取材ディレクター)
運送会社でギョーザを売っていると聞いてきたんですけど。ここでいいですか?」

(最高餃子 店主 牧野 聖也さん)
「こちらで冷凍ギョウザを販売しております」

運送会社の事務所の隣にあったのは、なぜか冷凍ギョウザ専門店、その名も「最高餃子」。意外な場所で攻めた店名で勝負しているようですが…。

(最高餃子 店主 牧野 聖也さん)
「僕が自信を持って最高のものを出そうというのと、お客様に『最高だね』と言ってもらえるように」

ここのギョーザは、店主の牧野さんが『最高にうまい』と思っていた牧野さんの妻が作るギョーザがベースになっていて、それを進化させて今の形になったそうです。その工夫とは…?

(最高餃子 店主 牧野 聖也さん)
「竹の子を入れて食べた時に食感、あとは満腹感を出すために改良しました。キャベツも葉の部分は食感がすごくいいので、葉は大きく切って、茎の部分は少し固い感じになるので細かく切ってます」

(取材ディレクター)
「お肉は普通の豚肉?」

(最高餃子 店主 牧野 聖也さん)
「比率を肉の部分7、脂肪分が3でしっかり肉感があって、なおかつ脂の甘みがでるようになってます」

それではスタジオの津川さん、この「最高餃子」を試食して感想をお願いします。

(スタジオ・津川 祥吾 アンカー)
「おっしゃっている通り、やはり食感がいいですね。タケノコの食感とキャベツの食感とそれぞれちょっと違います、」シャキシャキしてる感じが

ところで、なぜ運送会社の敷地でギョウザを販売しているのでしょうか?

(最高餃子 店主 牧野 聖也さん)
「僕が運送会社さんで働かせてもらってて、自分で、ここのお店をやっていますし、キャベツの甘味がおいしいですし…タケノコの食感と、それをまとめて豚肉のうま味が…最高です」

牧野さんは、毎朝4時から市場で野菜の配送をするドライバーです。かねてから思っていた飲食店をやりたいという夢を会社に話したところ、会社の敷地を使わせてもらえることになりました」

今は配送が終わった午前10時から、ここでギョウザを販売して、ドライバーとの「二刀流」なのです。

(最高餃子 店主 牧野 聖也さん)
「大変ですけど、自分の好きなことをやってますし、起業して初めてなので、やはり初めは大変だろうと思ってるので、今は楽しくやってます」

意外な場所にあるけれど、こだわりがスゴイ専門店。みなさんも一度訪れてみてはいかがですか。

最終更新日:2025年3月27日 9:01
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