「体が飛ばされそう」猛吹雪でホワイトアウトも 暴風雪の北海道
北海道内では冬型の気圧配置が強まる影響で、日本海側では猛吹雪や吹きだまりによる交通障害などに警戒が必要です。
また、16日にかけても道央を中心に雪の量が多くなる見通しです。
乗用車などがヘッドライトをつけて走っているのは、午前8時すぎの道北・羽幌町です。
午前8時の時点で風速は11.6メートル、積雪は100センチ。
ホワイトアウトのような状態の中、朝から雪かきに追われる人の姿が見られました。
(記者)「どうですか、この雪と風は?」
(羽幌町民)「ひどいですね。(雪かきは)夕べもやっていたので、きょうの朝もすごいひどかった」
道内の日本海側では、冬型の気圧配置の影響で14日夜から猛吹雪となっています。
羽幌町よりさらに北・利尻島の利尻町でも横殴りの雪が降っていました。
取材班が留萌市内に移動していた時、こんな光景も・・・
(山﨑記者)「留萌市内の国道233号です。雪は降っていないですが、路肩の雪が強い風で巻き上げられて、視界が非常に悪くなっています」
(山﨑記者)「体が飛ばされそうなほど強い風が吹き、日本海を見ると大きなうねりを伴った高波が打ち寄せています」
道内では午後3時までに、えりも岬で32.6メートル、宗谷岬で26.7メートル、留萌で26.3メートルなどの最大瞬間風速を観測しました。
このあと雪と風が強い状態が続き、16日朝にかけて降る雪の量は日本海側の多い所で50センチの予想です。
16日にかけて日本海側や道央を中心に雪の量が多くなり、猛吹雪や吹き溜まりなどに注意・警戒が必要です。