相次ぐ「NTTファイナンスの社員」を名乗る詐欺電話…金融機関職員が「詐欺ではないですか」
北海道・道北の留萌警察署は2024年11月21日、留萌振興局管内で架空料金請求詐欺事件が発生したと発表しました。
被害にあったのは、留萌振興局管内に住む60代の男性です。
警察によりますと21日、男性の携帯電話に身に覚えのない電話番号から着信がありました。
男性が応答したところ、「NTTファイナンス社の社員」を名乗る男から「あなたの携帯電話はハッキングされ、今日・明日中にも裁判になる。29万8千円を振り込めば裁判の差し止めができる」などと言われたということです。
この話を信じた男性は指定された口座に金融機関のATMから29万8千円を送金し、だまし取られる被害にあいました。
さらにその後、別の会社の職員を名乗る者からも同様の電話が男性にありました。
男性は別の金融機関の窓口で送金しようとしたところ、金融機関の職員から「詐欺ではないですか」と指摘されたため、警察に相談したということです。
北海道では19日にも、同じ道北の名寄警察署管内で、「NTTファイナンスの職員」を名乗る電話で「裁判になるかも」などと、29万8千円をだまし取られる詐欺事件が発生しています。
警察は「身に覚えがない請求には簡単に応じず、警察に相談してほしい。詐欺電話がきたら#9110」などと注意を呼びかけています。