旭川東警察署は２０２４年８月２１日、上川振興局管内に住む女性（６０代）が現金合計約２８０万円をだまし取られるＳＮＳ型ロマンス詐欺事件が発生したと発表しました。

女性は２０２３年１２月、Facebookの「知り合いかも」リストに表示された面識のないアカウントに、

興味本位で自らメッセージを送り、その後相手とＬＩＮＥでやり取りするようになりました。

相手は「春木健司（はるきたけし）」という日系アメリカ人の兵士を名乗り、

「足を撃たれてけがをした」「アメリカに戻るためにはお金が必要だ」などとメッセージを女性に送りました。

さらに「愛しい人、おはよう」「ここで死にたくない、ハニー」などと告げ、女性の恋愛感情につけこもうとしたということです。

女性は２０２４年１月から７月までの間に、１８回にわたって指定された金融口座に合計約２８０万円を振り込みだまし取られました。

女性が体調不良のときもしつこくメッセージが来たため、女性が友人に相談したところ、詐欺の可能性を指摘されたため警察に相談し、被害が発覚しました。

女性は被害を家族に知られることを避けようと被害届を提出していないため捜査はおこなわれませんが、

警察はＳＮＳで高額の振り込みを依頼された場合は詐欺の可能性が高いとして、警察に相談するよう注意喚起しています。