（石黒記者）「きょうの札幌は日差しが強くポカポカとした陽気になりました。そして温度計を見てみますと１０℃と表示され、二桁の気温となりました」

２０２５年２月２８日の北海道内は、南から暖かい空気が流れ込んだ影響で、午後５時までの最高気温は札幌で１０.９℃と、２０２５年で初めて二桁となりました。

中には半そでで過ごす人の姿もー

道内では１４４地点で２０２５年で最も高い気温を観測し、全道的に４月並みの気温になりました。

最高気温１０.９℃を観測した函館では、日当たりの良い斜面で春を告げる花の１つ・フクジュソウが顔をのぞかせていました。

（東海林記者）「気温が上がっている函館です。コートを脱いでいる人の姿も見られます」

この暖かさに観光地・赤レンガ倉庫にやってきた観光客はー

（広島から来た人）「とても観光には素敵です。でもちゃんと雪が残っていて雪景色も見られて函館山も雪景色で満足です」

最高気温が１０.４℃となった小樽では、雪どけが進んだ影響で混雑した場所もー

泥はねで汚れた車を洗車をする人たちがいました。

（小樽市民）「汚れはひどいよ、このとおり」

（小樽市民）「春が近づいてきたなって感じがします」

観光地・小樽運河の周辺では、早くもアイスクリームを楽しむ人たちもいました。

（札幌から来た人）「めちゃくちゃ暑いです。暖かいのでこのまま雪がとけてほしい」

（福岡から来た人）「福岡と変わらないくらいの暖かい気温になっていると思う」

雪がとけて水たまりができると気になるのが、春の靴です。

札幌市内のデパートでは、とくにこの時期おすすめの靴があるといいます。

（大丸札幌店婦人靴担当　田中ほのかさん）「これからの時期、人気のレインシューズでございます。ナイロンでできていますので、これからの時期、撥水もしっかりしてくれて、しみにくくできております」

撥水加工が施されたスニーカーです！

べちゃべちゃ路面でもしみにくいのはもちろん、長靴に比べて蒸れにくく、おしゃれなデザインが人気の理由です。

（石黒記者）「ファスナーがついていて履きやすい。通気性も良くて蒸れなさそう。なんといっても軽い」

さらに、これからの卒業・入学シーズンに合わせ、ぬれた路面で滑りにくいレインパンプスも人気だといいます。

（大丸札幌店婦人靴担当　田中ほのかさん）「ようやく雪もとけてきてアスファルトが見えてきて春らしい季節になっていきますので、そういったときにたくさん履いていただけたらなと思っております」

雪がとけ始め春の陽気となった道内。

この暖かさは３月１日も続くということで足取りも軽くなりそうです。