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無車検・無保険の車で中学生をはね逃げた男に執行猶予判決「金を払いたくないという理由で逃走…身勝手」北海道

2024年8月9日 17:00
無車検・無保険の車で中学生をはね逃げた男に執行猶予判決「金を払いたくないという理由で逃走…身勝手」北海道

北海道釧路地裁帯広支部は、2024年8月9日、過失運転致傷や道路交通法違反など4つの罪に問われていた玉田章二被告(53)に懲役1年10か月執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。

玉田被告は2024年5月16日午後7時過ぎ、音更町ひびき野東町1丁目の信号機が無い交差点で、自転車を押しながら横断歩道を渡っていた12歳の男子中学生を、無車検・無保険の車ではねたうえ、逃走したとして起訴されていました。

判決によりますと、玉田被告は時速およそ50キロで直進中、約10.7メートル手前で中学生を見つけ、急ブレーキを踏んだものの衝突し、足を骨折する重傷を負わせたとしています。

そのうえで、車が無車検・無保険の状態で補償ができず、金を払いたくないという身勝手な理由で逃走し、命や安全を蔑ろにしたと指摘。

自転車のライトを点けて横断歩道を渡っていた中学生に過失は全くなく、肉体的・精神的苦痛は非常に大きいうえ、損害賠償の目途も立っていないとしています

しかし、玉田被告が事実を認め反省しているなどとして、懲役1年10か月執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。(求刑1年10か月)

判決理由を聞いていた、玉田被告は何度もうなずいていました。

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