車7台の多重事故も発生 猛吹雪続き影響広がる 北海道の日本海側で暴風雪
北海道内では冬型の気圧配置が強まる影響で、日本海側では猛吹雪や吹きだまりによる交通障害などに警戒が必要です。
また、16日にかけても道央を中心に雪の量が多くなる見通しです。
乗用車などがヘッドライトをつけて走っているのは、午前8時すぎの道北の羽幌町です。
午前8時の時点で風速は11.6メートル、積雪は1メートル。
ホワイトアウトのような状態の中、朝から雪かきに追われる人の姿が見られました。
(記者)「どうですか、この雪と風は?」
(羽幌町民)「ひどいですね。(雪かきは)夕べもやっていたので、きょうの朝もすごいひどかった」
道内の日本海側では、冬型の気圧配置の影響で14日夜から猛吹雪となっています。
羽幌町のとなり「苫前町」の国道232号では悪天候による事故も…
午後0時半ごろ、トラック3台が絡む事故が起き、運転手の60代男性の2人が病院へ搬送されましたが、命に別条はないということです。
この付近は朝から強風で地吹雪も起きていて、視界は悪かったとみられます。
さらには、当別町でも車7台による多重事故が発生し、2人がけがをしましたが、いずれも軽傷で、冬型の事故が相次ぎました。
取材班が留萌市内に移動していた時、こんな光景も・・・
(山﨑記者)「留萌市内の国道233号です。雪は降っていないですが、路肩の雪が強い風で巻き上げられて、視界が非常に悪くなっています」
(山﨑記者)「体が飛ばされそうなほど強い風が吹き、日本海を見ると大きなうねりを伴った高波が押し寄せています」
道内では午後5時までに、えりも岬で32.6メートル、宗谷岬で26.7メートル、留萌で26.3メートルなどの最大瞬間風速を観測しました。
(北本アナウンサー)「午後4時半ごろの札幌市東区です。雪と風が一気に強まっています。見通しも悪くなっています。見通しがきかなくなる瞬間もあります」
このあとも雪と風が強い状態が続き、16日午後6時までに降る雪の量は、日本海側の多い所で50センチの予想です。
道北や道央を中心に16日にかけて雪の量が多くなり、猛吹雪や吹きだまりなどに注意・警戒が必要です。