雪まつり時期なのに…季節外れの暖かさ 「危険です」ガタガタ路面は凍ってツルツル 北海道
道内では季節外れの暖かさが続き、札幌の最高気温は10日連続でプラス気温となりました。
1月としては2015年以来9年ぶりだということです。
つららの先からぽたぽたとしずくが落ちています。
31日の札幌の気温は2.1℃まで上がりました。
(林記者)「雪まつりの準備が進む大通公園の温度計はプラスの気温を示しています」
大通公園では日曜日から始まる雪まつりに向け、雪像づくりの真っ最中でした。
(雪像を制作していた男性)「大谷翔平を。(愛犬の)デコピンが一緒にいるところを作ろうと思って。細いところに日が当たると溶けちゃう。骨組みが見えるとかっこ悪いので」
札幌は1月としては2015年以来9年ぶりに10日連続で最高気温がプラスとなり、季節外れの暖かさにコートを脇に抱える人も。
(林記者)「寒くないですか?」
(中国からの観光客)「ノー!」
暖かさの影響で、大きい道路は除雪が行き届いているものの、細い道は雪が溶けたり凍ったりを繰り返し、でこぼこ路面になっています。
(林記者)「道がでこぼこになっていて、振動が体に走っていても伝わってきます」
車道だけでなく歩道もガタガタ。
スケートリンクのように凍った道に歩行者も四苦八苦していました。
(札幌市民)「(滑り止めの)砂を撒いているところはまだいいけど、全然してないところもあって極端だから倍時間かかる」
(札幌市民)「やばいです。すごい危険です。ツルツルで。ヒザも腰も痛いなと言ってました。暖かくなって冷たくなるからなお凍ってしまう」
31日は全道的に気温が上がり、道南の江差では最高気温が3.6℃まで上昇。
江差では1月の最高気温が観測史上初めて、全ての日でプラスとなりました。
(江差町民)「いやいやあったかいよことしは楽だわ。こんなにあったかいのは70歳くらいだけど記憶にない」
季節外れの気温は31日夜いっぱいとなる見通しで、1日からは冬らしさが戻ってきそうです。
路面の再凍結や体調管理には注意が必要です。