玄関を開けると雪の壁「吹雪がすごくて」 工事現場の足場も倒壊 暴風雪の北海道
発達した低気圧の影響で、日本海側とオホーツク海側では猛吹雪になっています。
26日にかけて吹きだまりによる交通障害などに警戒が必要です。
(武田記者)「網走市内です。猛吹雪でかなり視界が悪くなっています。こちらの歩道は私の膝くらいのところまで雪が積もっています」
発達した低気圧の影響で、北海道はオホーツク海側や日本海側などで暴風雪となっています。
(東京からの観光客)「身の危険を感じるので安全に過ごしたい。(東京に)戻れなくなってどうしようかなと思っています」
(百瀬記者)「札幌も風が強いですが、北区の工事現場では足場が大きく崩れています」
暴風雪の影響でしょうか?
鉄骨の足場が崩れています。
けが人の情報は入っていません。
札幌では今シーズン最も強い最大瞬間風速25.1メートルを観測しました。
悪天候のため、全道の公立小中学校などあわせて489校が臨時休校しました。
(ケーキ店の店長)「学校が休みなのでお子さんがいる従業員は皆休み。流石の留萌人もまいっています」
利尻町ではー
玄関を開けると、人の背丈ほどまで雪が積もっていました。
除雪をしないと外に出ることもできません。
(利尻町に仕事で滞在している人)「吹雪がすごくて、外に出ている人はだれもいなくてという感じです。お店もやっていない。物流はほぼ全部とまっているのではないか。フェリーも動いていないので。このまま雪が続くなら怖いなという印象」
外出もままならない地域があるなか、重宝されているのが食材などの配達サービスです。
食材などを届けるのは入社2年目の横岡さん。
道幅の狭い住宅街を、周りを見ながら慎重に進みます。
(横岡鈴菜さん)「去年も埋まったりしました。ことしも埋まりました」
大雪でも食材や日用品が家まで届くとあって、この時期は利用者が増加するといいます。
(利用者)「(雪は)毎年のことだけど、こういう時に配達があると助かりますよ」
(横岡鈴菜さん)「雪が降ったり天候が荒れて厳しい中ではあるんですけど頑張りたいと思います」
道路状況も悪くなっています。
(百瀬記者)「一面ホワイトアウトしていて先の車が全く見えない状況になっています」
当別町などを通る国道337号周辺では、地吹雪による事故や立ち往生が多発していて、警察が注意を呼びかけています。
除雪中の事故も起きています。
札幌市南区北ノ沢の雪捨て場で、森東吉さん80歳が除排雪中のトラックにはねられ死亡しました。
道内は26日にかけ冬型の気圧配置が続くため、猛吹雪や吹きだまりによる交通障害などに警戒が必要です。