「手数料」「税金」「保証料」で合計2280万だまし取られる 暗号資産の勧誘で詐欺 北海道
北海道・富良野警察署は2024年11月14日、上川総合振興局管内でSNS型ロマンス詐欺が発生したと発表しました。
被害にあったのは上川総合振興局に住む50代の男性です。
警察によりますと、2024年5月下旬ごろ、男性が趣味の釣りの投稿をフェイスブックで見つけ「いいね」を押したところ、「室内装飾会社の経営する女性」を名乗る者から、メッセンジャーで連絡が来たということです。
その後、「室内装飾会社の経営する女性」とLINEでやり取りをするようになり、3週間ほどメッセ-ジをやり取りするなかで、6月ごろ、「資産は現金ではなく暗号資産で持っていたほうがいい」「暗号資産で儲ける方法を教えることができる」などのメッセージを相手からされ、指示された「WBFXというアプリ」をダウンロードしました。
アプリのチャット機能で「カスタマーセンター」とつながり、指示された通り操作し、6月から9月までに合計6回、約490万を指定された口座に振り込みました。
その後、アプリ上で資産が増えていたことから、「カスタマーセンター」に出金を要求したところ、「出金するためには手数料が必要である」「税金を払う必要がある」「保証金を払う必要がある」などと言われ、11月上旬までに7回にわたり約1790万円を振り込み、合計2280万円をだまし取られたということです。
男性は何度も現金を引き下ろそうとしましたが引き出せなかったことから不審に思い、金融庁の窓口に相談し詐欺が発覚しました。
警察はSNSを通じた投資詐欺の被害が相次いでいることから、会ったことのないネット上の人物からの儲け話は信用しないでほしいなどと注意を呼び掛けています。
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