いま、ニラがお手ごろな価格になっています。

野菜の高騰が続くなか、お得なニラを簡単においしく活用できる調理法などを取材しました。

店の入り口に売り出されているのは、いまお得になっているニラです！

続々とやってくる客も、店に入るなりニラを取り…

次の客もニラに手が伸びます。

（客）「ニラがすごく安い。きょうも買いました。（安くて）助かります、すごく」

（客）「この間は１５０円くらいしていたかな。安いから２束買うか迷っています」

３日の値段は１袋なんと１０６円！

しかし、ニラは一時期２５０円ほどまで値段が上がっていたといいます。

ハウスの温度管理や送料にかかる燃料費の高騰が理由です。

札幌市中央卸売市場によりますと、ニラの卸売り価格は２０２４年５月から徐々に上がり、１月は１キロあたり１４８６円にまで上昇していました。

なぜ、価格が下がったのでしょうか。

（八百丸光星店　山口鉄平さん）「これから北海道産が少しずつ道南から入ってくるので、価格帯は安定してくるかなと見込んでいます」

こちらの店では、小松菜やホウレンソウなどはまだ値段の上下があるといいますが、道南や本州からの入荷があるニラはすでに安定しているといいます。

（八百丸光星店　山口鉄平さん）「今後は道内産が天候良く順調に入ってくれば、税込み１０６円くらいで販売していけるかなと見込んでいます」

いまお得になっているニラ。

野菜料理の研究をしている西岡麻央さんに、お得で簡単に作れるニラ料理を教えてもらいました。

（野菜料理研究家　西岡麻央さん）「これから徐々に暖かくなってくる時期かなと思うので、炒め物もいいが、さっと茹でてサラダに加えるというのをおすすめしています」

作り方はとても簡単！

ニラはさっと４０秒ほどゆでて水でしめ、食べやすい大きさにカットします。

価格が安いカット野菜にニラとゆで卵、砕いたナッツをのせて胡麻ドレッシングをかければ、一皿でタンパク質やビタミンなどがしっかりとれる、ニラと卵のパワーサラダの完成です。

ニラは傷むのがはやい野菜ですが、生のまま４センチほどにカットし、ラップにくるんで冷凍すると長持ちするといいます。

（野菜料理研究家　西岡麻央さん）「ニラは炒め物のイメージが多いかなと思うんですが、実は生のまま食べられるのも特徴になっています。生のまま刻んでタレに混ぜ込んで、ゆでた鶏肉にかけて食べるとか、そういう生でもおいしく食べられるようなレシピがおすすめです」

いま、手ごろに買える「ニラ」。

食べ方や保存方法を工夫すれば、食卓で長く活躍する野菜になりそうです。