県議会の代表質問 再稼働の是非めぐり知事の考え問う《新潟》
県議会の2月定例会は20日、代表質問が行われました。柏崎刈羽原発の再稼働の是非をめぐって知事の考えを問う質問が相次ぎました。
県議会の代表質問。最大会派の自民党は柏崎刈羽原発の安全性を議論してきた県の技術委員会から報告書が提出されたことについて質問しました。
〈花角知事〉
「技術委員会としてはその(原子力規制委員会の)判断を否定するものではないと結論付けたと聞いており原子力規制委員会の判断・対応は適切であったと受け止めています」
柏崎刈羽原発の再稼働の是非めぐって焦点となっているのが地元の同意です。政府が先日閣議決定した新たなエネルギー基本計画では原子力についても「最大限活用する」との方針が示されています。
〈花角知事〉
「柏崎刈羽原発の再稼働問題にかかる県民の受け止めを様々な場で県民の意見を聞き県民の意思がどう固まるのか見極めてまいりますそのうえでリーダーとして結論を出してその結論について県民の意思を確認することを考えています」
こうしたなか質問が相次いだのが。
〈岩村良一県議〉
「条例案の直接請求に対する今後の対応方針について知事の 所見をうかがう」
市民団体が求める再稼働の是非を問う県民投票の実施についてです。
〈花角知事〉
「現状は県が国から再稼働に向けた理解要請を受けている状況であり、直接請求に対しては条例案の内容を精査し必要な意見を付してこれを議会に付議したいと思います」
直接請求が成立した場合、知事がどのような意見を付けるのか注目されます。