【中越地震20年】 歌手・平原綾香さんがサプライズ訪問 復興を支え続けた名曲「Jupiter」《新潟》
復興を支え、希望を与えてきた歌声が響き渡りました。名曲「Jupiter(ジュピター)」を歌う平原綾香さん。中越地震から20年を迎え長岡市の小学校をサプライズで訪れました。
長岡花火「フェニックス」への思いとは……
長岡市にある豊田小学校。
中越地震から20年を迎えた10月23日、石川県七尾市の小丸山小学校とオンラインで結び交流会が開かれました。
そこにサプライズで登場したのが…
歌手の平原綾香さんです。
〈平原綾香さん〉
「きょうは皆さんが一生懸命、募金活動を頑張っていらっしゃるという話を聞きつけて応援にやってきました」
こちらの小学校では能登半島地震の被災地を勇気づけようと、石川県七尾市で花火を上げるためにことし7月から募金活動を続けています。
平原さんはその活動を応援しようと小学校を訪ねたのです。
毎年8月に行われる長岡まつり大花火大会。
中越地震の翌年から打ち上げが始まった復興祈願花火フェニックスには平原綾香さんが歌う「Jupiter」が使われています。
「歌う意味を教えてもらった」そう中越地震への思いを語る平原さん。23日は長岡市の追悼式にも訪れ花を手向けました。
長岡市の豊田小学校と石川県七尾市の小丸山小学校との交流会。子どもたちは平原さんを前に合唱を披露しました。
〈平原綾香さん〉
「ちょっと力が出ないときも自分のためじゃなくて誰かのために頑張ろうと思うとパワーが出てきますよね。みんなで素晴らしい花火を打ち上げてください」
平原さんはその後、場所を移しステージに立ちました。
歌うのはもちろん復興を支え続けた名曲「Jupiter」。
会場では豊田小学校の児童が募金活動を行いました。
〈児童〉
「すごく嬉しかったので石川で花火を上げるときは頑張りたいなと思いました」
花火は12月6日に石川県七尾市で打ち上げられる予定です。
〈歌手 平原綾香さん〉
「子どもたちのパワーに感動して感謝しているような気持ちです。毎年毎年フェニックスで迎えてくださっていることがすごくうれしくて、きょうこの20年目の長岡でみなさんと黙とうをしてみなさんとジュピターを歌わせていただいたことが一生忘れられない体験となりました」
被災地に寄り添ってきた歌声と花火…
これからもその輝きで希望を与え続けます。