50代の娘から依頼されて殺害した罪 81歳の父親の初公判「周りに相談できなかった」 懲役3年を求刑《新潟》
去年11月、51歳の娘から依頼を受け殺害した罪に問われている81歳の父親の初公判が10日、開かれました。
嘱託殺人の罪に問われているのは十日町市の富井正康被告(81)です。
起訴状などによりますと富井被告は去年11月、自宅近くの作業小屋で当時51歳だった娘から依頼を受けて、首をロープで絞めて殺害した罪に問われています。
初公判で富井被告は起訴内容を認めました。検察は、娘が借金などで悩みを抱えるなか発した「殺してくれ」という言葉を富井被告が真に受けて犯行に至ったと指摘しました。
富井被告は「周りに相談できる人がいなかった。娘に申し訳ない」と述べました。検察は懲役3年を求刑し、弁護側は執行猶予付きの判決を求めています。
判決は3月6日です。
最終更新日:2025年2月11日 11:56