火災から復活 燕背脂ラーメンの名店「杭州飯店」が営業再開 待ちわびたファンが行列 《新潟》
ことし5月の火災で営業停止していた燕市のラーメン店「杭州飯店」が8月13日、営業を再開しました。
開店前にはおよそ100人の行列ができるなど、全国のファンがこの日が来るのを待っていました。
【リポート】
「オープン前の店ではたくさんの人が列をつくっていて営業再開への期待がうかがえます」
午前11時の開店を待ちわびるの人はおよそ100人!もちろんそのお目当ては……
新潟5大ラーメンの一つ「背脂ラーメン」です。
「杭州飯店」は「背脂ラーメン」を全国区の人気に押し上げた名店として全国から多くの人が訪れていました。
しかしことし5月、営業時間外に火災が発生。
けが人はいませんでしたが、厨房や座席などに被害が出ました。
【杭州飯店 徐直幸さん(当時)】
「また必ず再開しますのでぜひよろしくお願いします。それだけです」
あれから3か月……この日を待ちわびていた人たちにとって「杭州飯店」のラーメンとは……。
【茨城から訪れた人】
「夫婦で旅行っていうときにコロナ禍でどこにも行けないときにここだけは定期的に来ていました。だから夫婦の仲を保ってくれたのが杭州飯店」
【地元の人】
Q)(スマートフォン画面を見て)何これ?シール祭りって書いてある。これ見ながら待っていた?
「待ちに待っていました」
「夢にまで見た杭州飯店さんのラーメンを食べられる感無量」
そしていよいよ……
午前11時、ついにお客さんへのラーメン提供が再開しました。
いまや観光資源として、自治体もPRに力を入れるようになったラーメン。
その一杯が訪れた人を笑顔に……そして新たな思い出になっています。
【訪れた客】
「(麺をすすって)うまい!」
「変わっていないと思います。おいしいまま」
【杭州飯店 徐直幸さん】
「言葉にできないですね……ありがとうございます。ラーメンの味はそのままに今までと変わらない味でやっていきたいと思います」
火災を乗り越えたラーメン、お腹だけでなく心も満たしていました。