立体道路の整備 国道7号栗ノ木バイパス 紫竹山交差点で最後の大規模切り替え工事 15日に道路切り替え《新潟》

新潟市中央区の国道7号栗ノ木バイパス・紫竹山交差点で3月15日(土)、最後となる大規模な道路切り替え工事が行われます。
国道7号栗ノ木バイパスでは渋滞緩和や安全性向上を目指し立体道路の整備が行われていますが、立体道路の下になる紫竹山交差点では、地面を約1メートル下げる工事が続けられていて2年がかりでこれまでに4回の工事が行われていました。新潟国道事務所の発表によりますと紫竹山交差点の大規模な道路切り替え工事は今回が最後だといいます。
道路切り替えは3月15日(土)午前6時に予定され、前日の午後8時から車線規制が実施されます。
この工事にともない、図のように車線数が変わるほか、紫竹山交差点の位置が上下線とも現在より南側に移動し左折の通行方法が変わるということです。(画像提供:新潟国道事務所)
◆30年以上前から続く巨大事業
今回の切り替え工事が完了すると、今後は笹越橋交差点から紫竹山IC間の立体道路の高架工事が行われるということです。
高架化した道路を支える「橋脚」は全部で84基になるといいます。これまでに16基が完成し、現在38基が工事中となっています。ことし4月以降、「橋脚」の上の道路部分の工事が始まります。
実はこの立体道路の整備は30年以上前から続く巨大な事業なのです。
都市計画道路の「万代島ルート線」は、長さ5.6キロに及び、新潟、亀田バイパスから栗ノ木バイパス、そして信濃川を越えて古町エリアまでをつなぎます。計画が立ち上がったのは1992年。事業費は栗ノ木バイパスの区間だけで約800億円。完成時期は現時点で未定です。
特に通勤時間帯に混雑が目立つ栗ノ木バイパス。渋滞の緩和やアクセス改善のためにも「万代島ルート線」の完成が期待されます。