師走の日本海で水難救助訓練 隣接する地域同士の連携へ 新潟市・新発田市の消防が実施
隣接する地域同士の連携を深めようと新潟市と新発田市の消防が海での水難事故を想定した合同訓練を行いました。
12月2日、合同訓練が行われたのは新潟市と聖籠町にまたがる新潟東港です。
新潟市消防局の「特別高度救助隊」、別名「SART」の9人と新発田地域広域事務組合消防本部の「水難救助隊員」9人が参加しました。
新潟東港では去年4月、水難事故が発生。この2つの消防が合同で救助活動にあたりました。
今回の訓練は隣接する消防同士の連携をさらに深めようと行われたものです。
〈新潟市消防局 特別高度救助隊 北村翔統括隊長〉
「水難救助ですと管区をまたがって要救助者が流れていく状況があるのでお互いが訓練を通じてコミュニケーションをとり連携するということが一番大事だと思います」
訓練は海で遊んでいた中学生2人が溺れた想定。消防隊員がボートで接近し助け出します。
2日の水温は約16度。
師走の日本海にもひるむことなく隊員は訓練に励んでいました。
〈新潟市消防局 特別高度救助隊 北村翔統括隊長〉
「寒さというストレスを感じることで通常であれば実施できる手技や技術ができないことも想定されますのでより実災害に即した訓練になる」
約2時間続いた合同訓練。
新潟市消防局と新発田地域の消防本部は今後も実施する予定だということです。