3日、新潟市西区で乗用車が建物に突っ込む事故がありました。現場は車が行き交うガソリンスタンド。運転していたのは80代の男性でした。一体何が？

ガラスを破り店に突っ込んだ1台の乗用車。車体の半分が店内に入り込み、その衝撃で物が散乱していました。

〈ガソリンスタンドの所長〉
「パニック状態というか何が起きたか分からなかった」

（リポート）
「こちらではガソリンスタンドに車が突っ込みガラスも大きく破損しています」

事故があったのは新潟市西区金巻新田にあるガソリンスタンド「ネクサスにいがた給油所」です。警察によりますと3日午前9時前、「車がショールームに突っ込んできた」と店員から110番通報がありました。運転していたのは80代の男性。駆け付けた警察官に「アクセルとブレーキを踏み間違えた」と話したといいます。

店によると男性は給油に訪れ、従業員が誘導しようとしたところ突如、店内に突っ込んだといいます。当時、店内には従業員が3人いましたがこの事故によるけが人はいませんでした。

〈ガソリンスタンドの所長〉
「もう1人の職員が事務仕事をしていまして車に押されたカウンターがギリギリのところまできました。冷静に考えるとこれはまずい、 危ないと思いました」


県内では昨年、アクセルとブレーキの踏み間違えによる車の事故が35件発生しています。そのうち6割以上が65歳以上の高齢ドライバーによるものでした。

大けがにつながりかねない今回の事故。警察が詳しい状況を調べています。