3月15日に開業 JR越後線の新駅「上所駅」の駅名標がお披露目 新潟南高校の生徒もデザインに携わる 《新潟》
JR新潟駅と白山駅の間に建設中の越後線「上所駅」。3月15日の開業を前に駅名の看板…駅名標がお披露目されました。デザインに携わったのは高校生です。
地域の人も集まる中行われた除幕式。真新しい「上所駅」の看板駅名標がお披露目されました。
JR越後線の新しい駅として3月15日に開業を控える「上所駅」。1日当たり約4600人の乗降客を見込んでいて、駅舎の事業費約19億円は全額新潟市が負担します。この駅の顔ともなる駅名標のデザインに携わったのが新潟南高校の5人の生徒たちです。学校の探求活動の一環で駅ができる経緯などを調べて来ました。
水のせせらぎをテーマに背景に描かれたのは信濃川。色とりどりの雪の結晶で四季を表現したといいます。
〈新潟南高校 谷眞凰さん〉
「社会に貢献している感じがしてうれしい気持ちでいっぱいです」
高校生のデザインを地域の人も気に入ったようです。
〈地域住民〉
「あれ川なんでしょ。雪と。雪マークの色模様もすばらしい。ずっと伝えていきたい」
このほか高校生たちは、駅構内のベンチや乗車駅証明書発行機のデザインにもかかわったということです。
(リポート)
「新潟南高校の校舎からは目と鼻の先の所にJR上所駅が開業します。構内はほとんど完成しているということです。 まもなく高校生たちも多く利用することになります」
電車通学の多くの生徒はこれまで白山駅で降りてから歩いて信濃川を渡り通学していたといいます。上所駅が開業すれば新潟南高校まで約350メートル、徒歩5分です。参加した4人は全員が上所駅を利用する予定だといいます。
〈新潟南高校 齋藤菜央さん〉
「上所駅ができたら家出る時間もちょっと遅くできるし雨の日もすぐに学校に着けるのでとってもうれしいです」
〈新潟南高校 五十嵐紅華さん〉
「通学で毎日上所駅を使うようになるので、本当に便利になるし自分が関わったこともあり、思い入れのある駅になった」
4月から3年生…高校生活最後の1年が始まります。
〈新潟南高校 向井和輝さん〉
「来年受験なので、帰りの時間できる限り長く学校で勉強したり部活に打ち込めたらいい」
地域の人はもちろん高校生にとっても利便性が期待される上所駅。開業まであと12日です。