「部隊の訓練がなくなると思った」銃の弾倉隠した別府駐屯地の陸上自衛隊員が懲戒免職に 大分
別府駐屯地に勤務する陸上自衛隊員が銃の弾倉を隠したり、同僚の私服を盗んだとして懲戒免職となりました。
この隊員は「弾倉がなくなれば、予定されていた部隊の訓練がなくなると思った」と説明したということです。
18日付けで懲戒免職となったのは陸上自衛隊・第41普通科連隊に所属する23歳の男性陸士長です。
別府駐屯地によりますと、陸士長は2022年10月、小銃の弾を装填する弾倉1つを本来の収納場所にしまわず、敷地内の倉庫に隠しました。
また、2023年1月には同僚隊員の私服など(6万5000円相当)を盗んだということです。
弾倉を隠した理由について、陸士長は「弾倉がなくなれば、予定されていた部隊の訓練がなくなると思った」と話しているということです。
なお、弾倉は毎日収納されているか確認しているということですが、当日の確認を怠ったとして、第1空挺団の28歳の男性2等陸尉が減給30分の1・1か月、第41普通科連隊の48歳の男性2等陸曹が戒告の処分を受けています。
隊員の懲戒処分を受けて陸上自衛隊別府駐屯地の第41普通科連隊・小林直基連隊長は「本事案を深く受け止めてさらなる指導につとめていく」とコメントしています。