長野市で創業した回転ずしチェーンの「かっぱ寿司」が昔の味を復刻したプレミアムな「サラダ軍艦」を期間限定で販売しています。その味と県民に長年親しまれるワケとは？

平日の「かっぱ寿司須坂店」。回転寿司に来たらまずはガリの地元仲良し4人組。最初に注文したのは…。迷わず人数分の「サラダ軍艦」を注文。

来店客
「来ました来ました」「おいしいです」
小椿希美アナウンサー
「お店に来たらサラダ軍艦って頼みますか？」
来店客
「絶対頼みます」「頼みます」「絶対食べます」「最初に頼むよね」

Q.好きな理由は？
「理由がない。もう当たり前になっているもんね」

長野県民が愛してやまないかっぱ寿司の「サラダ軍艦」。

かっぱ寿司須坂店　店長
「やはり自店でも一番注文量の多い商品がサラダ軍艦になりますね」

長野市にかっぱ寿司の1号店ができたのは、今から45年前の1979年。海なし県・信州で回転寿司の魅力を広めたいとオープンしました。創業当時の店内には水槽に魚、すしは桶にのせられ、水路を流れて提供。まるでアミューズメントパークのような家族団らんの場所でした。

「サラダ軍艦」が誕生したのは創業から5年後のこと。具は茹でたイカゲソ、魚のすり身（かにかま）、マヨネーズが使われています。それから40年、他県で人気のマグロやハマチを抑えて、県内の注文数は、ほぼ毎年ナンバーワン！ソウルフードとして取り上げらるほどになりました。

人気の理由について運営会社は「海なし県の信州では、加工した海産物を食べる文化が根強く、それと商品がマッチしたからではないか」とみています。

そして今、創業45年の節目の年に期間限定で販売されているのが、当時の味を復刻した「プレミアムサラダ軍艦」です。具の量は1.5倍、今より大きめにカットされていたという具材が再現されています。

このほかにも、ファンの通な食べ方を商品化したアレンジ商品も販売していて、店側は、いつも以上に「サラダ軍艦」の魅力を味わってもらいたいとアピールしています。

かっぱ寿司須坂店　店長
「懐かしさを楽しんでいただきたいなというのと、また違った食べ方で新しいサラダ軍艦の楽しさというのを味わっていただければと思います」

復刻版の「プレミアムサラダ軍艦」は、8月28日まで販売される予定です。