飯綱町の飲食店でノロウイルス食中毒 仕出し弁当を食べた35人に症状 全員快方に向かう【長野】

長野県飯綱町の飲食店が調理・提供した仕出し弁当を食べた35人がノロウイルスによる食中毒になっていたことが分かりました。全員、快方に向かっているということです。
県長野保健所によりますと今月1日から2日にかけて、上水内郡飯綱町の飲食店「食ごよみ日和」が調理・提供した仕出し弁当を食べた1グループ36人のうち35人が発熱や吐き気、腹痛などの症状を訴えました。
4日午後に医療機関から「1日から2日に上水内郡内で行われた農業体験研修の参加者1人が胃腸炎の症状があり受診した。ほかにも複数人が同様の症状があると聞いている」と連絡を受け、県環境保全研究所などが検査したところ、患者と調理した人の便からノロウイルスが検出されました。
保健所はノロウイルスによる食中毒と断定し、この飲食店を9日から11日までの3日間営業停止の処分としました。
患者は全員、快方に向かっているということです。
長野県内では今年1月29日に「ノロウイルス食中毒注意報」が発表されていて、県は調理前の手洗いの徹底などを呼び掛けています。