自転車に乗る際に努力義務となっているヘルメットの着用。今年、県内の着用率は「全国4位」と去年から順位を上げました。さらに定着させようと長野市では13日朝、警察などが自転車で通勤・通学する人たちにヘルメットの着用などを呼び掛けました。

JR長野駅東口の駐輪場で呼びかけられたヘルメットの着用。警察や市の職員など10人がステッカーを配りました。

今年7月に警察が全国で行った調査によりますと、自転車に乗る人のヘルメット着用率は、県内で「34.7％」と、去年の倍以上となり、全国4位となっています。

上昇した背景には県警が力を入れた施策のひとつで県内24の高校を対象にした「信州グッドチャリダーモデル校」があります。

自転車での交通安全について学校全体で取り組むものでモデル校の東海大諏訪高校ではヘルメットの着用率が「98.8％」とモデル校のなかでもトップの着用率を誇っています。

長野中央警察署交通課　平林朋樹 係長
「まだまだ着用率を上げるために警察としてもいろんな啓発をして着用率を上げていかなきゃいけないなと感じているところです」

県警では今後も継続的にヘルメットの着用を呼びかけていくとしています。