20年ぶりとなる新紙幣の発行をあす3日に控え、これに乗じた詐欺被害を防ごうと、２日、松本市で警察などが注意を呼び掛けました。

1万円札は実業家の渋沢栄一。5千円札は教育家の津田梅子。千円札は細菌学者の北里柴三郎が描かれる新紙幣。３日、20年ぶりに発行されます。

「紙幣が新しくなりまして詐欺行為にご注意ください」

新紙幣の発行に乗じた詐欺被害を防ごうと、２日、松本市役所前で啓発活動が行われました。松本警察署の署員や日本銀行の担当者などおよそ10人が詐欺被害に遭わないよう、チラシなどを配って注意を呼び掛けました。

「旧紙幣は使えるの？使えます使えます。使えなくなりますよなんていう詐欺が起こる可能性があるので気を付けてください」

松本警察署生活安全第一課 市川幸誠課長
「あまり（新紙幣発行）に実感がないと感じました。今回（啓発活動を）やらせていただいて防犯意識を高めていただいたかなと考えております」

これまでの紙幣も引き続き使うことはでき、警察は「古いお札は使えない」という詐欺行為に注意するよう呼び掛けています。