大人気!行列の先には・・・サッカースタジアムの椅子譲ります【長野・松本市】
松本山雅FCのホームスタジアム「サンプロ アルウィン」。
改修工事に伴って撤去するある「モノ」を求めて行列ができていました。
25日午前9時すぎ。
「サンプロ アルウィン」に次々と人が集まってきました。
【髙山昌水ディレクター』
「おはようございます。一番乗りで」
【訪れた人(松本市から)】
「一番乗りになりました。以前からサポーターで(アルウィンに)来ているのでそれで記念にいただいていこうと」
【訪れた人(東京から)】
「十数年、応援しています。聖地アルウィンの何かをいただけるのはありがたいのでいただいて帰りたいと思います」
求めているのは・・・
「サンプロ アルウィン」の座席。
2001年の開場した「サンプロ アルウィン」は改修工事が行われていてこれに伴い座席が撤去されます。
県は、座席の処分費用を削減する狙いで希望者に無償で譲ることにしました。
【長野県松本建設事務所維持管理課 青木雄佑さん】
「改修で撤去される座席について希望される方にお渡しすることでこのリニューアルのアピールができたらいいなと」
今回、譲渡される座席は改修工事で取り外すバックスタンド側中央部の2180席。幅40センチ、奥行き45センチ、高さ32センチです。
事前に個人・団体合わせて578件の申し込みがあり、25日はおよそ200人が受け取りました。
【訪れた人(池田町から)】
「自分の好きな選手が7番ついてて17番なので17を探しててお母さんも7番が好きなんで7がいいかな」
座席をもらいに来た人は少しでも状態がいい物を選んだり希望の番号を求めたりする人も。
【訪れた人(池田町から)】
「はい、ありました、きれいなものもいい感じにあって。アルウィンには山雅の試合で来ているのでその椅子が家に来るって思うとめっちゃうれしいです」
一番最初に受け取った人は帰宅するとさっそくDIYで椅子として活用することに。
【一番乗りのサポーター】
「これだと、ちょっと音はするけどしっかりしているし」
【髙山昌水ディレクター】
「座り心地はどうですか?」♪一番乗りのサポーター「いいですよ。やっぱりしっかりしているし。丁度夏にいいじゃないですか。ここら辺でお茶飲むのに」
「サンプロ アルウィン」の座席は形を変えることなく新たな命が吹き込まれます。