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【学ぶ】中学生対象に防災出前授業 正しい知識身に付ける 岩手県岩泉町 

2024年9月4日 15:29
【学ぶ】中学生対象に防災出前授業 正しい知識身に付ける 岩手県岩泉町 

 岩手県岩泉町の小学校では土砂災害に対する知識を深めようと、防災出前授業が行われました。

 宮古支局・佐藤記者の取材です。

 防災授業に臨んだのは、岩泉小学校の4年生24人です。

 授業には県の職員が講師として招かれ、土砂災害の種類や砂防ダムの仕組み、災害からの身の守り方などを学びました。

 この出前授業は、子どもたちに土砂災害について正しい知識を身に付けてもらおうと、岩泉土木センターが、管内の小中学校を対象に毎年行っています。

 授業では土砂災害の映像を見て、恐ろしさを改めて確認したほか、岩泉町のハザードマップを見返して、自分たちの住む町の危険な箇所や、いざという時の避難経路などを確かめました。

 教室での授業のあとには、山や川、町を表わした模型を使って土砂災害を再現。災害が発生するメカニズムや、砂防ダムの効果が分かりやすく説明され、避難することの大切さが強調されました。

 職員説明
「上流側に砂防堰堤があるから、絶対安全ということではないので避難をしてください」

 また、学校の裏にある砂防ダムも見学し、子どもたちは授業で学んだことを振り返りながら、防災に対する意識を高めていました。

 児童
「岩泉って改めてちょっとだけ危険なんだっていうことが分かった」

「避難の注意が出たら、すぐに避難することが分かったです」

 岩泉土木センターは、沿岸の小学校で津波に関する出前授業も予定していて、今後も子どもたちの防災意識を高めていくことにしています。

    テレビ岩手のニュース