【高校入試】県立高校志願倍率0.80倍(調整前) 去年と並び統計開始以降最低
3月に行われる公立高校一般入試の「調整前」の志願状況が、13日発表されました。このうち、県立高校の全日制の志願倍率は、統計開始以降最も低かった去年と同じ0.80倍でした。
今回の高校入試から中学の校長の推薦が必要な「推薦入試」に代わって生徒が自分の判断で出願できる「特色入試」が導入され、従来の一般入試と一括して生徒を募集することになりました。
県教育委員会によりますと、全体の募集定員は「いわて留学」の合格者などを除いた実質で、全日制59校、113学科・学系・コースで、あわせて8382人。これに対し、志願者数は、6702人となっています。
この結果、調整前の志願倍率は0.80倍と統計を取り始めた1976年度以降最も低かった去年と同じでした。
倍率が最も高かったのは、盛岡農業の食品科学科で、1.35倍でした。この春、盛岡南と不来方が統合して開校する「南昌みらい」には4つの学系があり、普通科の文理が1.16倍でした。久慈東と久慈工業が統合して開校する「久慈翔北」は工業科と総合学科がありますが、どちらも倍率1.0を下回りました。盛岡市立の志願倍率は、普通科・普通コースで1.23倍でした。
公立高校入試はこのあと、2月21日に出願調整後の志願倍率が発表されます。そして、3月5日には一般入試の学力検査が、3月6日には一般入試の学校独自調査と特色入試が行われます。合格者は3月14日に発表されます。